こんにちは、フレーベルスタッフです。
今回は私のプライベートブログをお送りいたします🌟
今回は、名古屋市東区にある「名古屋市市政資料館」を紹介いたします。
「旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」として、大正11年(1922年)から昭和55年(1979年)まで使用された、国の重要文化財です。
外観はネオ・バロック様式です。
建物の歴史的雰囲気を紹介する「建物展示」と、法廷の再現や司法制度に関する資料を展示する「司法展示」また、名古屋市の市政の軌跡をたどれる公文書や市政資料を保存、閲覧サービスできる「公文書館」として、公開されています。
現在、NHKで放送されていて、終盤を迎えている連続テレビ小説「虎と翼」のロケ地と知られています。
先日、これまたNHKで放送された、お国自慢バラエティー「被告人名古屋」でも、法廷がロケ地になりました。これは、発祥が名古屋でないのに、「名古屋めし」として呼ばれていることに対して、原告が「有名物勝手に所有しがち罪」として訴えた裁判です。
(原告は、モーニングの一宮市、名古屋コーチンの小牧市、天むすの津市など)
それでは、建物の見どころを紹介いたします。
まずは、外観。
赤い煉瓦と白の花崗岩、ドーム・上屋の緑の銅板、そして屋根のスレートの黒を組み合わせた荘重で華やかなネオ・バロック様式です。
中に入り、大理石造りの中央階段室です。
日輪を素材に用いて公明正大な裁判を表現する天井のステンドグラス
正面は罪と罰が釣り合うことを意味する天秤をモチーフとしたステンドグラス
大正時代の趣を伝える会議室
明治憲法下の法廷
(戦前の弁護士の法服・法冠も展示)
昭和3年から昭和18年まで使用された陪審法廷
現行憲法下の法廷がそれぞれ復原されています。
また、照明器具も設計図をもとに復原されておりました。
会議室
明治憲法下法廷
陪審法廷
現行憲法下法廷
さらに、名古屋の街の変遷の様子がわかる、地図・写真・文書等の資料を展示してありました。
昭和12年の名古屋汎太平洋平和博覧会の絵葉書
案内にはありませんが、地下に独房がありました。
入場や駐車場も無料(駐車場は混んでいる場合は、近くの有料駐車場を利用)ですので、お勧めいたします。
今回は、資料館のみの訪問でしたが、この辺りは、名古屋の近代化の歩みを伝える貴重な歴史建造物が多く残されており、「文化のみち」と呼ばれています。
次回は、二葉館や撞木館などを巡ってみたいと思っています。