以前、このブログで福祉に関する資格について書きましたが、更に詳しく解説していきたいと思います🍀
資格についての過去のブログはこちら!
🌟『福祉の国家資格』
🌟『「公認心理師」とは?』
今回は、社会福祉士の更に上の資格についてです。
社会福祉士の国家資格の取得はあくまでスタートラインです。
ゴールはなく、日々研鑽を重ねて知識と技術を磨いていく必要があります。
そこで、「認定社会福祉士制度」という仕組みがあります。
これは、知識と技術、多職種との連携、地域福祉への取り組みなどの実践力を認定する「認定制度」です。
認定制度において「認定社会福祉士」及び「認定上級社会福祉士」の2種が用意されています。
認定社会福祉士とは
「社会福祉士及び介護福祉士法」の定義に定める相談援助を行う人であり、所属組織を中心にした分野における福祉課題に対し、倫理綱領に基づき高度な専門知識と熟練した技術を用いて個別支援、他職種連携及び地域福祉の増進を行うことができる能力を有することが認められた人です。
所属組織における相談援助部門でリーダーシップを発揮するなどの活動を行い、複数の課題のあるケースへの対応、職場内のリーダーシップや実習指導などの役割が求められます。
分野ごとに認定されます。高齢分野、障害分野、児童・家庭分野、医療分野、地域社会・多文化分野があります。
認定上級社会福祉士とは
「社会福祉士及び介護福祉士法」の定義に定める相談援助を行う人であり、福祉についての高度な知識と卓越した技術を用いて、倫理綱領に基づく高い倫理観を持って個別支援、連携・調整及び地域福祉の増進などに関して質の高い業務を実践するとともに、人材育成において他の社会福祉士に対する指導的役割を果たし、かつ実践の科学化を行うことができる能力を有することを認められた人です。
所属組織とともに、地域施設等で活動し、関係機関との協働や地域における権利擁護の仕組みづくりや新たなサービスを開発するなどします。
指導やスーパービジョンの実施、苦情解決やリスクマネジメントなど組織のシステムづくりを役割として担います。
資格以外にも、公益法人日本社会福祉士会には生涯研修制度があります。
各都道府県社会福祉士会に所属する会員が社会福祉士の職務に関する知識及び技術の向上、倫理及び資質の向上のために、生涯にわたって研鑽を重ねることを支援しています。
会員は、生涯研修を通して、常に専門性の向上と自己研鑽に努めています💪💡