こんにちは、映画、音楽好きの愛西スタッフMです😎🎬

 

 

今、私は映画も観ないで、小説「三国志」を呼んでいます。
「三国志」と言ってもたくさんの小説が出ていますが、今回私が読んでいるものは北方謙三先生の「三国志」。

 

 

北方謙三先生といえば、50代男性なら知っている男性情報誌「Hot-Dog Press」の伝説の人生相談でおなじみのハードボイルド作家。
30年近く前に発表されたものですが、最近文字が大きくなった新装版として刊行されております。

 

 

目がすっかり「大人の目」(手元のものにピントが合わないアレです)になってしまった私には文字が大きいというのは大変ありがたく…。(全十巻のうち現在五巻まで既刊)

 

 

「三国志」の内容はすでにいろいろな小説や映画、ゲームや漫画になっていますので多くの人がその大筋くらいは知っているのではないかと思います。
舞台は180年頃、中国の後漢末期。

 

 

いきなり余談ですが、現在、漫画や映画になっている原泰久先生「キングダム」の時代が紀元前220年ごろ、「秦」の中国統一の話。
しかし「秦」という国は中国を統一して約20年で滅亡してしまいます。
いつの時代も悪政は国を滅ぼしますね…。

 

 

その「秦」を滅ぼした劉邦が建国したのが約200年続いた「漢」。
歴史上、「前漢」「後漢」と分けて語られていますね。

 

 

このあたりの話は本宮ひろ志先生の「赤龍王」や横山光輝先生の「史記」などの漫画がありますので是非。

 

 

後漢末期の群雄割拠の中から出てきた「魏」「呉」「蜀」という三国が覇権を争うお話。
最終的には「魏」から派生した「晋」という国が中国を統一してしまうのですがね…。

 

 

ハードボイルド小説で有名だった北方謙三先生の「三国志」。

 

 

元々人物と出来事を淡々と語られがちな「三国志」ですがとても人間臭く、登場人物の内面を想像して掘り下げています。
戦闘シーンにはスピード感があり、一瞬の出来事にもいろいろな情報が込められていて、気持ちよく読み進められるのではないでしょうか。

 

 

特に今まで「父殺し」「裏切り者」「乱暴者」と描かれることの多かった「三国志」最強武将の呂布奉先ですが、北方謙三三国志での人間味溢れる言動や愛馬赤兎との交流と別れは第三巻にしてクライマックスかと思えるほど落涙してしまいました。

 

 

呂布奉先ロスによって第四巻以降、読むペースが落ちてきてはいますがなんとか巻き返し、全十巻読み続けられればと思います。
「三国志」に未だ触れたことの無い方には大変読みやすいのではないでしょうか。

 

 

その他にも、正統派なら吉川英治先生「三国志」、トリッキーな展開なら、志茂田景樹先生「大三国志」、周大荒先生「反三国志」
漫画なら横山光輝先生「三国志」、 王欣太先生、 李學仁先生「蒼天航路」

 

よろしかったら、是非‼️