こんにちは。ITカレッジ愛西のスタッフです。

 

 

今回は、チラシやWEBデザインをする際のちょっとした小話をお届けします。
少しクリエイティブな話になりますが、みなさんの身近にある話でもあります。

 

 

それは「フォント(書体)」についてです。
普段、生活の中でさまざまな場面で使われている書体について意識したことはありますか?

 

 

私たちは、自社制作物やクライアント案件など、数多くのデザイン制作に携わってきましたが、
写真やフォント選びは非常に重要だと考えています。

 

 

そこで今回は、個人的におすすめしたい欧文フォント3種類をご紹介します。

 

 

その前に、Windowsを使用している方のPCならデフォルトで入っている「MS UIゴシック」で作成した下記の画像をご覧いただくと、フォントの違いがわかりやすいかもしれません。

 

 

 

 

■ Futura(フツラ、フーツラ)

 

 

とにかくよく使われる定番フォントで、幾何学的なサンセリフ体です。
有名なブランドでも多く使用されているので、見覚えがある方もいるかもしれません。

 

使用例:

Supreme(シュプリーム)

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)

Calvin Klein(カルバン・クライン)

Volkswagen(フォルクスワーゲン)

 

時代に左右されず、企業ロゴなどに広く使用される普遍的なフォントです。

 

 

 

■ Gotham(ゴッサム)

 

 

こちらも有名な幾何学的なサンセリフ体。
特に英数字のキャッチコピーに力強さを出したい場合、Gothamがよく使われます。

 

 

バランスが良く、男らしい力強さがあるのが特徴です。
実は、もともとアメリカのメンズファッション誌「GQ」専用のフォントとして開発されました。
その独占使用権が切れた2002年以降、さまざまな媒体で使われるようになりました。

 

 

また、過去にはアメリカの大統領選でオバマ大統領のスローガンに使用され、話題にもなりました。

 

使用例:

MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)

Spotify(スポティファイ)

デザイナーに人気が高いフォントの一つです。

 

 

 

■ Trajan(トラジャン、トレイジャン)

 

 

このフォントの歴史はなんと2000年以上!
ローマ皇帝のために使われていた書体です。
なんと日本では弥生時代の頃に相当します(笑)

 

 

高級感と優雅さがあり、使用するだけで雰囲気がグッと引き締まります。
そのため、映画タイトルに多用されてきました。
(最近はB級映画に使われすぎたせいで、メジャーな作品では使われることが減ったようです)

 

 

ただし、このフォントには小文字がありません。
これは、ローマ人が小文字を使っていなかったため、Trajanが大文字のみの書体として設計されたからです。

 

 

使用例:

GODIVA(ゴディバ)

TITANIC(映画『タイタニック』のタイトル)

 

 

他にも、

Helvetica(ヘルベチカ)

Avenir(アベニール)

Gill Sans(ギル・サンズ)

など紹介したいフォントはたくさんありますが、それはまたの機会に!