こんにちは、フレーベルスタッフです。
今回は、私のプライベートブログをお送りいたします!
 
 

現在NHK朝の連続テレビ小説で放送中の『ばけばけ』の舞台の島根県「松江市」にある『国宝松江城』を紹介いたします。
  

『ばけばけ』はギリシャ生まれで英国・日本国籍の新聞記事・小説家・日本研究家等で有名な『小泉八雲』(ラフカディオ・ハーン)の妻・『小泉セツ』をモデルにしたドラマです。
 
  

先ずは、『八雲』繋がりで、『八雲』が名前の由来である、特急『やくも』から紹介します。特急『やくも』は、JR西日本が岡山県・岡山駅と島根県・出雲市駅を結んで運行する特急列車です。鳥取県・米子、島根県・松江など主要駅に停車します。
 

2024年4月に40年ぶりの新型車両「273系」がデビューしました。国内初となる「車上型制御付自然振り子方式」が採用され、山間部が主要である路線なので、カーブが多いのですが、乗り心地が大幅に改善され、2025年のブルーリボン賞を受賞しました。
 
 


 

次に、『国宝松江城』です。天守は全国に現存する12天守のひとつで、平面規模では2番目、高さでは3番目の規模を誇ります。国宝天守5城(他に、姫路城、彦根城、犬山城、松本城)のひとつでもあります。
 

歴代藩主は、藩祖が堀尾吉晴、初代藩主が忠氏(慶長5(1600)年~寛永10(1633)年)。(寛永10(1633)年~寛永14(1637)年)までの京極忠高が、藩主の中でも最大領地を治めました。(寛永15(1638)年~明治4(1817)年)は徳川家康の孫で松平直政から10代、233年間、松平家が治めました。
 

築城は、慶長16(1611)年で、天守は、本丸中央の東寄りに南面して建ち、外観は4重、内部構造は5階、地下1階の構造で、入口に附櫓を設けた複合式望楼型に分類されます。内部に井戸(現存する城はここだけ)や塩蔵を設け、実戦を強く意識して築かれています。
   


 

鯱は、木造銅貼りで高さは210㎝、現存する天守では最大のものです。昭和の解体修理で外された古い鯱が天守地階で保存展示されています。
 
  


 

階段は、藩主用(右側)と小姓用(左側)に上り口が別々に設けられています。
  


 

最上階の5階は、壁のない360度の展望が広がる望楼で、宍道湖畔の松江市や、西日本の名峰の大山を望むことができます。
 
 


 

また、城内には『興雲閣』といった洋館があります。ここは、明治36年に皇太子(後の大正天皇)の山陰行啓の際の御座所となったところで、本来は、明治天皇の為の御座所となる予定でしたが、日露戦争が始まったため、取りやめになったようです。
   


 

天守以外に、3つの櫓(太鼓櫓、中櫓、南櫓)が平成13(2001)年に復原されています。
 
  


 
 

今回は、主に天守の訪問でしたが、次回は、堀川めぐりの遊覧船に乗車して、城の周りを観てみたいものです。