PCの画面を見ながらメモを取る(写真はイメージです)
当事業所では、職員の資質及び支援技術向上のため、
毎年年間スケジュールを組み、社内研修・社外研修を実施しております。
 
 
社外研修(愛知県社協主催など)については、
今年度は新型コロナウイルスの影響で大半が延期・中止となっているため、
せめて社内研修は充実させたいと思い、
コロナ対策をしっかり行いつつ、取り組んでおります。
 
 
10月の社内研修は「障害者虐待防止法について」です。
障害者虐待防止法が制定されることになった経緯や目的、内容を学んだ後、
日々の支援を個々に振り返り、
 

・訓練生の名前を「~君」「~ちゃん」で呼んでいないか
・威圧的な態度や強い口調で話しかけていないか
・守秘義務は徹底できているか

 
など自己点検チェックをしました。
 
 
その後、「スピーチロック」について話し合いをおこないました。
スピーチロックとは言葉や態度により相手の行動に制限をかけることです。
作業準備時や面談依頼にすぐ対応できない時など、
よく「ちょっと待ってくださいね」と言うことがあります。
これもスピーチロックあたります。
「自分が言われる立場だったらどう思うか?」を皆で考えます。
 
ずっと待たされ続けたり、忘れられたら辛い(心理的虐待になる)けど
待つ時間が明確だったり、今すぐ対応できない理由が分かると受け入れやすい、
声のトーンや表情など伝え方によっても感じ方が違うなどの意見が出ました。
 
 
具体的に話し合ったことで、自分の言動を振り返り、気付きを得る機会となりました。
 
 
「虐待をされている人」も「虐待をしてしまう人」へも支援が必要です。
普段から相手の立場にたって物事を考え行動することが虐待防止につながります。
 
 
今回の研修で学んだことを意識することで、
より一層質の良いサービスを提供できるよう、職員一同励んでまいります。