VRTカードは、「職業レディネス・テスト」の
職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を
54枚のカードに書かれている仕事内容への興味や、
その仕事を行うことについての自信を判断していくことで、
興味の方向や自信の程度が簡単にわかります。
 
 
訓練生さんとスタッフの相互コミュニケーションを図るツールとして
緊張感が少なく、構えず楽しく行えるため活用しています。
利用開始から数ヶ月の方を対象として行い、実施後の結果説明や感想を聞く場面も、
訓練生さんとスタッフとの会話をする機会になっています🌟
 
 
簡単に流れの説明をします。
 
 
<1>VRTカードのおもて面の職業の職務内容を記述する短い説明を読み上げながら、
   「興味がある?」「なし?」「どちらでもない」に分ける。

 
「文字や数字を、書類に正確に記入する」は「やりたい」「どちらともいえない」「やりたくない」のどれに入る?
 
 
<2>次に「自信がある?」「ない?」「どちらでもない」に分ける。
 
「ワープロやパソコンを使って、書類などを清書する」を「自信がある」に分類した
 
 
<3>2回それぞれ分けた時点で集計を行います。
   集計の結果を見ながら、希望職種通りなのか、
   そのような傾向なのかなどを一緒に話をしながら、
   これからの就職活動の参考にしていきます。

 
「給与事務員」「経理事務員」などの事務職のカードが並ぶ
 
 

《カードの説明》
例:表「部品を組み立てて機械を作る」、裏「機械組立工(現実的、対物関係志向)」 
(1)おもて面に記述されている職務内容に対応した職業名(うら面)
(2)職業興味の6領域(RIASEC)に関する情報(うら面左下)
   現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的興味領域
(3)基礎的志向性の3分類(DPT)に関する情報(うら面右下)
  対情報、対人、対物関係志向

 
 

《分類表》
職業興味の6領域(RIASEC)それぞれについて集計