以前adobe Photoshopというソフトをご紹介しました。
→ブログ「フォトショップについて」
今回はadobe Photoshopを使用する
「DTPデザイナー」と
「DTPオペレーター」という
2つの職種をご紹介します。
皆さんは「DTP」という言葉をご存じでしょうか。
「DTP」とは「DeskTop Publishing (デスクトップパブリッシング)」の略で、
日本語で「机上出版」や「卓上出版」と訳され、
数十年前まで沢山の人の手と設備を掛けて行っていた作業を
パソコン1台、オペレーター1人(程度にもよりますが)で行えるようになり
生まれた言葉です。
求人情報でも「DTPデザイナー」 と 「DTPオペレーター」 の
2つに分けられることが多くあります。
「DTPデザイナー」とはお客様よりご依頼のあったチラシ、
DM、ポスター、販促グッズなどをパソコン上で文字や写真、
ロゴやイラストなどをレイアウト(配置)して制作していくお仕事です。
特別な資格が必要な仕事ではありませんが、
以前ご紹介したadobe Photoshop やadobe Illustratorの操作知識、
ご依頼に合った配色やフォントの種類、大きさ、全体のイメージなど考え、
それを表現し形にしていくデザイン知識が必要となります。
一方「DTPオペレーター」とは、デザイナーがお客様と話合い、
完成したデザインデータを印刷物として出力できるようにデータを作り直すお仕事です。
印刷機にて印刷する際、データの都合上、
デザイン通り正しく印刷されない場合が多々あります。
CMYKという色についての知識、画像へ修正を加えるフォトレタッチの知識、
「オーバープリント」「ケヌキ」などと呼ばれる製販の知識等、
多様な知識が必要となります。
また雑誌のような「ページもの」の作成には
adobe InDesignやQuarkXPressという組版ソフトの操作知識も必要となります。
デザイン会社でデザインを行い、最終データを印刷会社に入稿し、
製版部門のオペレーターが印刷データを、刷版部門で版を作成、
印刷部門で印刷をするという流れが一般的ですが、
会社の規模によってはデザイナーとオペレーターを兼務する事も少なくありません。
DTPに関する資格としては「DTPエキスパート」や「DTP検定」などがあり、
特に受験資格は定められていませんので、ご興味がある方は
インターネットで調べえてみてはいかがでしょうか。