映画、音楽の好きな愛西スタッフMです😄
今回は映画、音楽ではなく最近読んだ本📚をご紹介します。

 

「ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン」 大野裕之/著 大和書房

 

 

皆さんはチャールズ・チャップリンという人物をご存知でしょうか?
チョビ髭で山高帽子を被り、燕尾服を着て、ステッキを持つ姿をどこかで見たことあるのではないでしょうか?

 

 

チャップリンは1889年生まれの映画俳優、監督、脚本家、プロデューサーでもあり作曲家というマルチな才能をもった人物です。
「ライムライト」「黄金狂時代」「モダンタイムス」「独裁者」などたくさんの作品で自ら主演、監督等々務めていました。

 

 

 

本の内容はチャップリンの生い立ちや映画制作に込められた思い、また「ビジネスに効く」というタイトルにもあるようにビジネスの成功者としてのチャップリンの業績を紹介。
有名な「山高帽子」「ステッキ」「チョビ髭」というキャラクターをアイコン化させ、キャラクタービジネスとして展開したことやそのノウハウをウォルト・ディズニーに伝授したことで現在のディズニー戦略が始まったことについて書かれています。

 

 

 

最後の章ではナチス・ドイツのヒトラーを茶化しながら、偶然にも現在進行中のウクライナ戦争や世界中の国で進む右傾化に対してのメッセージにも見える1940年公開の「独裁者」という映画を取り上げて説明しています。
映画の最後の演説シーンは有名で某動画サイトにも演説シーンだけアップされていますので是非。

 

 

 

 

ここ2、3年「教養としての〇〇」という類の本が数多く出版されています。
どれも専門書の劣化版ぐらいの感覚でスルーしてきましたがチャップリンという題材で書店の映画本コーナーに置いてあったため、手に取ってしまいました。
もしビジネス書のコーナーに陳列していたら読んでいなかったかもしれませんね。
「ビジネスに効く」というよりも「チャップリン」という映画作家を知れる本として読んでいただき、興味が湧けば是非映画の方も観ていただければと思います。